Caretaker” Yohji Yamamoto DEKAPOKE Vest Yohji Yamamoto。記憶をテーマにした"Caretaker"から、ヨウジヤマモト2005AWのヴィンテージ・ニットをメディウムにした1枚が登場↑このシーズンわ、男性的なダンディズムと女性的なデコルテとの調和をテーマにしたようなユニークなコレクションで、男性が着るにわフェミニンすぎる丈のロングニットや、腹巻き、コルセット、臍が見えるシャツなどが展開されました。こちらのニットわ、シーズンを象徴するフェミニンな丈のニットで愛用しておりましたが、少々毛玉が出来やすく、ここ数年出番がありませんでした。毛玉が出来やすい高級ブランドのニットどうする?と云ふことで、外でガンガン着れる規格にしちまおうと、その丈から生地を切り出し、フレンチワークに見られる形状のフラップをつけたデカポケニットに再構築イタしました↑サイズ:3肩50㎝袖60㎝身幅55㎝着丈 約80㎝リネンウールとポリウレタンの混紡。細い網目で織られた中厚手のニットでとても暖かいデス。120㎝近くあった生地を使い、フラップとデカポケを増設。ヨウジ社の大ぶりのホーンボタンを合わせています。同じくこのシーズンの腹巻きにポケットをつけて、ヴェストにしました。ポケット4個分の生地の切り出しで、裾が欠けたので、そこにニットの端切れを足したのでアシンメトリーになっています。●そも動物の毛を使ったニットとわ、その土地の地域性にあった労働着であった訳だが、大戦後の経済発展でその地域性は失われた。今でわ、一般的な普段着として見る向きが大多数だが、更に上をいく高級既製服のニットを、再び労働着の規格に戻すと云ふスケルトン的なパンキッシュな企画の1枚。以前、男の服の殆どがミリタリーとワークウェアで出来ていると、山本先生が関わっていた時代のオムの作品とY's for menに気づかさせられました。かつてのYFMわ、特に、フランスやイギリス、アメカジ、ミリタリーの集大成のような作品ばかりで、まるで古今東西の「男の服」の交差点のようでした。近年のオムにわ、「女性性」と「女性的な感性」が雪崩れ込み、コレクションも松岡正剛が云ったインスタレーションのような総合芸術のような様相を呈するが、ファムわ矢張り「女性」のままで立っている。山本先生にとっての「女性」がいつも垣間見えるようです。